叡光山佛乗院
安養寺
◇所 在 地 〒183-0027
府中市本町1丁目17−10
TEL 042−361−2248
◇交 通 JR/府中本町下車 徒歩6分 京王線/府中駅下車 徒歩15分
◇開 創 貞観元年 (西暦859年)
◇本 尊 弥陀三尊
◇当山は、 貞観元年(859) 慈覚大師により開山されました。 その後、 中興開祖尊海僧正が勅命により永
仁4年(1296)に再興し、 明治維新前は武蔵総社大國魂神社の別当寺(神社の事務一切を司るところ)であ
りました。
寺格は徳川家康公より15石の朱印境内除地(免税)を賜り、 徳川幕府代々当山住職が江戸城賀正登城の
折りには、 色衣を着用し、 また、 乗輿独礼をもって例としました。
明治16年には世良田長楽寺の末寺を離れ延暦寺の直轄寺となり、 中興より今日に至るまで37世と続い
ております。
平成10年に改修工事成りました本堂は、 幣串の記載から寛政元年(1789)に再建されたものであること
がわかります。 明治初年頃まで寺子屋としても使用され、 また、 明治8年6月には当寺を仮校舎として
府中学校が成立、 庶民への教育普及の役割も担っておりました。
本堂中央には本尊秘仏弥陀三尊、 御前立の阿弥陀如来等が安置されております。 左脇間には元三慈恵
大師御影並びに不動明王等を、 右脇間には昆沙門天・吉祥天・善膩師童子をお祀りしております。
観音堂は、 当山第33世修多羅亮延大僧正の代に、 副住職 (後34世) 関口簡永和尚との協力で、 明治44
年に建立されました。 中央には浅草寺御分体の観世音菩薩、 左右に不動明王・荼枳尼天を安置いたして
おります。 多摩川33観音の第5番札所にもなっております。
山門は高麗門様式で、 棟札から天保4年(1833)に再建されたことがわかり、 平成元年の解体復元工事
により現在の姿になりました。
また、 当山には狸にまつわる伝説があり、 府中市教育委員会より たぬきのお坊さん』という絵本が出
版されております。
写真の句碑は上林白草居先生の詠まれた句を刻んだものです。 白草居は高浜虚子先生の弟子で、 大正
から昭和にかけてこの地域で活躍されました。 当寺においても盛んに句会が催されました。
「鮎鷹に黛ひくく多摩の山」 白草居