寺院紹介

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拝島山 普明寺

所在地 〒196-0002 東京都昭島市拝島町1丁目20-16  
T E L 042-541-1009  
交 通 青梅線/拝島駅 徒歩30分
バス/JR 中央線立川駅より拝島行き 第一小学校前 徒歩2分
開 創 天暦6年 (西暦952年)  
本 尊 大日如来  

境外仏堂である大日堂の創建は、寺伝によると天暦6年(952)玉川花井の島から大日如来の尊像が出現し、人々が祠を建て拝んだところから、拝島の地名がついたと伝えています。
その後戦国期、小田原北条氏が滝山城の築城にさいし、城の鬼門除けとして現在地に移され、滝山城主北条氏照の重臣、石川土佐守が娘の眼病を祈願し、平癒により「大日八坊」といわれた、別当普明寺など一山八ケ寺を建立したと云われます。
天正19年(1591)には徳川幕府より朱印10石を下賜され、享保17年(1732)には大日堂の位置を石段上の現在地に移し、建物を再興しています。
境内は大日堂を中心に薬師堂、鐘楼、仁王門と、天台宗の守護社である日吉神社によって形成され、典型的な天台宗の寺域を構成する都内でも数少ない境域として、「東京都史跡」に指定されています。

 

普明寺

 

大日堂の別当寺として、天正元年(1573)創建され、大正6年(1917)拝島大火のため類焼の厄に会い、昭和10年(1935)本堂再建、昭和50年(1975)庫裏改築、昭和57年(1982)山門、昭和61年(1986)客殿を建設しています。

■文化財

○都指定有形文化財
・木造大日如来(金剛界)坐像
寄木造り、藤原時代、像高157.5㎝
大日堂内の大厨子のうちに、この大日如来を中心に、等身の釈迦、阿弥陀如来を安置しています。
・木造釈迦如来坐像
寄木造り、藤原時代、像高90㎝
・木造阿弥陀如来坐像
寄木造り、像高86㎝
像内の墨書銘から、元禄5年(1692)江戸の大仏師大前兵部により作られた事が知られます。
・木造金剛力士像 2躯
寄木造り、鎌倉時代の製作
昭和50年~52年に京都美術院で解体修理により、胎内墨書銘から、右側の「阿形像」322㎝は正和3年(1314)肥前房という仏師によって、左側の「吽形像」333㎝は正和4年(1315)鎌倉の仏師備前□(不明)信によって作られ、共に鎌倉幕府の地頭職谷慈孫三郎重光が作らせたものです。

 

○都指定天然記念物
「拝島のフジ」
樹齢800年と云われる巨木です。伝承によると室町時代明王院の境内に自生しており、江戸時代初期に明王院は廃寺となり、フジだけが残り俗に「千歳のフジ」呼ばれ、開花時には花見の人で賑わっています。なお、明王院は平成2年に再建されています。

 

○市指定文化財
・「おねい」の井戸
滝山城主北条氏照の重臣石川土佐守が、大日堂に娘おねいの眼病平癒を祈願し、この井戸の水で目を洗って治ったので、そのお礼のために古いお堂を建て直し、また新しく「一山八坊」を作り滝山城の鬼門除けにしたと伝えています。
・山王祭礼図絵
昭和4年(1767)日吉神社の祭礼行列の絵巻です。
村の人たち老若男女全部が月1銭づつの貯金をして、その金でお神輿や祭りの道具を作り、盛大に第1回の祭礼が行われたのです。
この祭礼は、「拝島の榊まつり」として都無形民俗文化財に指定されています。