寺院紹介

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東叡山寛永寺 元光院


所在地 〒110-0007 東京都台東区上野公園16-24
交 通 鶯谷駅 徒歩3分
開 創 寛永年中 (西暦1624~1643年)
本 尊 阿弥陀如来

寛永2年に徳川幕府に依って寛永寺が創設され伽藍が整備されると共に、有力大名等の力を得ながら、寛永寺の子院数も増加し一山としての形態を整えていく。元光院もその子院の一つとして、寛永年中に創設された。
開基は、権僧正長清である。長清は15歳で、浅草東光院詮長から、薙髪を受け、慈眼大師の弟子となる。18歳で、備前守神尾元光公の給資を得て、比叡山で修行をするが、22歳の時に、慈眼大師に召還され、神尾元光公の助力で現在の東京芸術大学の敷地に自ら元光院を創建した。元光院の寺号は、この創立者の神尾元光公の名前に由来する。
寛永寺の諸堂及び子院の多くは、度重なる江戸の大火地震の類焼等から、上野山内を転々としているが、当院は江戸時代を通して、創建当初の芸術大学の敷地を遠く離れることはなかった。
大正3年に現在地に移転改築をする。
今の元光院は、鴬谷駅から、両大師に至る中程にある。現在十九ケ院ある子院のうち、江戸時代の約二子院の境内地に十三子院が隣接している。
春には、鶯の囀りが聞こえ、かつての寛永寺境内地は、上野公園動物園博物館など、文化施設が建設され行楽客が多くおとずれる名所である。