寺院紹介

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南照山東耀寺 久成院

所在地 〒156-0054 東京都世田谷区桜丘4丁目13-4
T E L 03-3420-7912
交 通 バス/渋谷-成城学園駅間 宇山 徒歩5分
開 創 不詳
本 尊 阿弥陀如来

久成院がいつ建立されたかは不明である。開山良尊法師が天和1年(1681)12月12日に没していることが墓碑に記されているので、それ以前の開創であろうと推測される。当地の旧名は「宇奈根山谷」(略して「宇山」)といい、多摩川に接する「宇奈根」を本村とする分村であったと思われる。現在、世田谷区宇奈根に天台宗観音寺があり、この寺の末寺的性格をもって建てられた寺といえる。また、当時この地方の天台宗寺院は深大寺を本寺としており、久成院の別名「南照山・東耀寺」は深大寺の南東に位置することを示しており、地形的にも、久成院は深大寺の(末寺観音寺の)末寺であったと思われる。
この村は江戸の人口の増加に伴い、これに野菜等を供するため幕府の新田開発政策に応じて成立したようである。
同時に幕府は新村には菩提寺・鎮守社(一村・一寺・一社)を建立することを奨励したという。近隣には寺・社の備わった村は少なく、菩提寺として久成院、鎮守社として宇山稲荷神社を建立した。村人はこれを誇りにしたという。
本尊阿弥陀三尊、向かって右に愛染明王、左に不動明王が祀られており、檀信徒に親しまれている。
また、墓地の中には日本少年団の創始者の一人といわれる小柴博の墓がある。
当院の年中行事はその殆どが他寺と共通するが、「念仏講」が今に伝わっていることが特色といえる。
古老の言い伝えでは、昔は双盤念仏が盛んに行われたという。その流れを汲んだものか、現在では毎年3月15日当院を会場として、大数珠を回しながら阿弥陀仏等・十三仏の名号を称える念仏講が連綿と続けられている。