東京教区について

東京教区宗務所について

天台宗の本山はご存じのように比叡山延暦寺です。
宗祖伝教大師の目標とされたところは、すべて生きとし生けるものが仏になれるという一乗仏教の確立にありましたが、その象徴ともいうべき「不滅の法灯」を灯し続ける総本山延暦寺は、人類の幸福と世界の平和を祈願する根本道場であり、私たちの信仰の拠り所たる聖地なのです。

そこで、総本山とは別に滋賀県の比叡山のふもと坂本に、天台宗務庁という宗教法人「天台宗」の宗務執行機関を設置して、宗祖伝教大師のご精神を現代に敷衍するという天台宗団の目的を達成するための様々な業務や事業を遂行しております。
各寺院もまた法令に基づく法人格を有しておりますが、その管理や運営が適正かつ円滑に行われるよう、この宗務庁において宗務全般を統括処理しているのです。

東京教区宗務所は、天台宗務庁と東京にある天台宗の各寺院との間の様々な宗務を処理しています。
また、東京教区独自の行事も行っていますが、宗務所はその中心です。
そのほか東京教区に属する各種団体の主たる事務所としても使われています。